キューブの140字で収まらない何か

ツイートはいつか忘れ去られてしまうけれど、記事はそう簡単には消えないからね。

卒業旅行 トルコ2週間の旅 10日目後半イスタンブール編

いい加減完結させたい。

 

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カドゥキョイの道路沿いで下車した筆者はそのまま海まで歩きました。

天気こそパッとしませんが、人々の憩いの場まで来てカモメの声を聴いてるとやっぱり気持ちは少し安らぎます。小さいですけど奥にガラタ塔やブルーモスクの姿が見えますね。今日の宿も対岸側なのでさっそく海を渡りましょう。

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 クソみたいな写真しかなくて恐縮ですがMarmarayです。

イスタンブールにおける在来線(市街部では地下鉄)ですね。余談ですが一昔前、大成建設ボスポラス海峡の地下をつなぐ海峡トンネルを作るんだ、みたいなCM流れてませんでした?それがちょうどこの路線だったりします。

実際トルコの威信が掛かっているのは確かなようで、海底を渡っている時は車内案内板に水深何mか表示されたりして。景色こそ真っ暗ですが、今俺は海の底にいるんだぞ、と思うとそれなりに楽しかったです。

ただこの路線、シルケジという駅で降りましたが、尋常じゃなく深い地下に駅があるため、地下ホームから地上まで行くのに超々ロングエスカレーター4,5本登って10分は掛かりました。信じられない。エスカレーターだいたい歩く派ですが、物理的に息が切れてもう歩けねえ...ってなったのはたぶん人生で初めてです。

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シルケジ駅から数分歩くとエミノニュ桟橋です。

この景色を見るとイスタンブールに帰って来たなあ~~~!という圧倒的な感慨に浸れます。天気も回復してきましたし、ここに来たくて戻ってきたんだ、みたいな気持ちになりますね。

この潮騒とか出航待ちの船とか海鳥の鳴き声に埋もれて、ぼんやり景色を見てるとなんだか全部吹き飛んじゃって、「負けたなあ」としきりに呟いてました。行きたかった街を諦めたり、乗り合いバスで酔ったりでちょっと不愉快だった気分なんて、イスタンブールやこの景色には敵わないんですね。

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桟橋沿いを歩いていると最初に来た時は悪天候で断念したボスポラスクルーズの客引きに遭遇しました。後10分で出発らしいし、15リラだし逆に乗らない理由がなかったのでさっそく乗船。

...この旅で一番後悔した事はなんですかと聞かれたら、たぶん私はこの船に乗ったことだと答えます。また酔ったんです。Feels Seasicknessです。

客引きの兄ちゃん10分とか大嘘だし、一波ごとに毎回20cmほど跳ね上げられ続けて早々に悪酔いした筆者は景色を何一つ楽しむ余裕もなくダウン。徒歩じゃ行けない北岸の宮殿等の景色が視界には入ってくるのですが、ただ横目に流れていくばかり。キッチリ2時間ほど乗った後は完全にフラフラで死ぬかと思いました。

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あ、でも下船後に食べたサバサンドはとっても美味しかったです。

割と好き嫌い分かれるみたいですけど、筆者は結構ツボでしたね。骨も気にならなかったし、パリパリ生地に鯖レタス玉ねぎはまあ美味しいよね。という感想。イスタンブール名物としても有名なので船はともかく、こっちは是非一度食べてみて下さいね。

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んでこの日の夕食は日本でも多少は名の通ったイスケンデル・ケバブ

ヨーグルトと肉を組み合わせるという発想がいかにもトルコ的って感じがします。記事更新しながら気づきましたけど、船酔いしてた癖にサバサンド食べてガッツリ肉食べて意外と元気ですねコイツ。

ところでこの店、ブルーモスク裏の観光客通りなので、多少値段は張りますが英語どころか場合によっては日本語すら通じるほど。旅行客にフレンドリーに話しかけて気を使ってくれるイスタンブール初日みたいな待遇が妙に懐かしくて、それでいてなぜか気恥ずかしかったのを覚えています。離れてから1週間も経ってないのにね。

 

さて翌日はこの旅最大のトラブルが発生。クレカが突然お亡くなりに。

どうしてそんなことになったのか、続きをお楽しみに。