キューブの140字で収まらない何か

ツイートはいつか忘れ去られてしまうけれど、記事はそう簡単には消えないからね。

卒業旅行 トルコ2週間の旅 8日目前半コンヤ編

さあGWでゴールまで目指しますよ。

 

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朝食を食べた後はさっそく市内観光へ。この日も-1度で曇りのち雪なので観光には不向きな日でした。2月中はだいたい天候の勝率50%ほどでしたね。

写真はコンヤ中心部のど真ん中に位置するアラアッディンの丘です。ここはちょっと高台になって開けていて、市民憩いの場+モスクといった様子。朝一番ということもあり周囲に誰もいないので結構快適です。

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 丘にあるアラアッディン・ジャーミィ。

セルジューク朝時代のモスクで相当歴史が長いんだとか。天井は平面だし、少々柱が多いところを除けば普通の建物って感じですね。なんだか逆に新しい感じ。

いつから今までのモスクのように、丸屋根で豊かな装飾が当たり前の大規模モスクへと変貌していくことになるんでしょうか。

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 モスクに普通に置いてあった掃除機です。

なんか古いけど質実剛健な感じのモスクに、妙に現代的なアイテムがあるのが不釣り合いで写真撮っちゃいました。

これは持論ですけど観光地の写真って見栄えする正面向きの写真ばかりが残りますよね。でも実際の思い出ってそこから振り向いた背中側とか、出入り口の靴脱ぎ場すらその場所の大切な1ページ。ネットが発達した今、むしろこういう「裏側の」思い出こそ形にして残しておきたいなって思うんです。

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昨日は外観ぐらいしか見られなかったメヴラーナ博物館です。

博物館と言えばイスタンブールトプカプ宮殿を回りましたが、その時はオスマン帝国要素が強く、豪奢さや格調高さを感じたものですが、それと比べてこちらはイスラム教や中世の暮らしぶりがメインで展示されている印象を受けました。

実は敷地内のどこかにムハンマドのひげがある(これが一番メイン)のですが、筆者は外周の小部屋まで含めて一通り探したけれど残念ながら最後まで見つけることが出来ませんでした。なんでなん...つらい。

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さて失意のメブラーナ博物館の後はいよいよ本日のメイン、YHT(トルコ新幹線)に乗るためにコンヤ駅へと向かいます。

駅までは約2.2kmで、どうやらバスがあるようですが野生の勘から英語があまり通じない街の市バスは危険と考えて徒歩で行くことを選択。ところが歩き始めた辺りからだんだん雪が強まってきて一息で歩き通すことが困難に。

もうお分かりですよね。そういう時トルコでは道端のカフェに入ってチャイを飲みます。この日は確か3リラだったはず。ただ店主がファンキーな人で、会計で100リラだよとおどかされました。そういうジョークは心臓に悪いよ。

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コンヤ駅近くの店で昼食です。厳密には駅で切符を買おうとして一揉めした後に来たので、時間軸的に前後しますがまあいいでしょう。

メニューもないしよく分からないので「ケバブケバブ」とオーダーしましたがこれがさっぱり通じない。実はこれトルコ語で「肉焼いた奴、炒めた奴!」と言ってるようなものなので、〇〇ケバブの〇〇の部分を言わないと通じないのは当然っちゃ当然なんですけどね。店先の重ねた肉を指してアピールしてたら結局これが出てきました。

ちなみに今回の旅行中最安の13リラ。肉の下にはご飯もあってパワフルな料理でしたが完全に観光ルートから外れてることもあって激安。ちょこっと英語が分かる他の客と店主が協力して筆者とコミュニケーションを取ろうとしてくれたし、値段もですがトルコの庶民生活に直接触れた気がして地味にいい思い出です。

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さて無事コンヤ駅まで歩くことが出来ました。

次はYHTで首都アンカラへと向かうのですが、駅での顛末は次の記事に分けることにしましょう。今度こそ新幹線の話をします。お楽しみに。