卒業旅行 トルコ2週間の旅 7日目後半コンヤ編
今日も元気に続きを執筆です!
昨日の続きですけどこちらはメブラーナ博物館。
コンヤという街はイスラム教徒にとって結構重要な都市であったりします。というのもこの地がセマーと呼ばれる旋舞で有名なメヴレヴィー教団の総本山だからです。そしてその教組であるメブラーナを奉った霊廟こそが、このメブラーナ博物館なのです。
大きな入り口の先には彼に関連する文物や等身大の人形を用いた当時の暮らし再現ゾーンなどがあり、また壁際の小部屋にも様々な展示が行われています。
ただこの日は来訪が16時45分ぐらいで、閉館が17時とほとんど観光出来ていません。まあ広くはないのでそんなに見て回るものが多いとは思いませんが、一応翌朝再訪することに。
こちらは博物館の隣に隣接しているスルタン・セリム・ジャーミィです。名前からしてオスマン帝国全盛期のセリム一世の頃に造営されたのでしょうか。
大きなモスクではありますが、イスタンブールでいろいろ回ってた身には少々地味でした。いつの間にか感性が贅沢になってしまったかな。ただ雨降りかつ寒かったので休息には丁度良かったですね。いつも同じ感想言ってる気しますけど。
そうそうこの日は一人なのにツインルームでした。嫌がらせかな。
ただ一人で(しかも通常料金でも)セミダブルどころかクイーンベッドに案内されることがザラだったので単に一人部屋の区別をしてないだけという可能性もありますね。
余談ですけど、コンヤという街は歴史的にイスラムと関係が深いため、市内は完全にトルコ語のみだし、第二外国語もアラビア語。そのためびっくりするぐらい英語が通じません。
案内板に英語が一切ついてない街は初めてだったので相当面食らいました。フロントも4つ星の割に英語怪しかったし。ちゃんと英語話せたのさっきのMuratくんだけだったかも。あれ、じゃあ彼があんなに優しかったのはそういう親切だったのかしら。
今日の夕食です。
コンヤで一番の目抜き通り沿いの大きな店に入ったのですが、その割には値段がカッパドキアの6~7割程度と相当安い。一般的な観光客だと寄るか寄らないか微妙なラインの都市だったし市民価格なのかもしれませんね。
メインはコンヤ名物の柔らかめのキョフテの下にヨーグルトとふやけたクルトンみたいなものが混ざった一品。かなり個性的な味で正直好みではなかったです...
ヨーグルトがノイズとしか思わなかったんですが、人によってはこのヨーグルトこそが美味しいらしく。まあトルコ料理も好き嫌いということなんでしょうか。
ただこの日一番印象に残ったのは付け合わせに出されたこっち。
画面奥の黄色いシシトウ状の野菜なんだと思います?私はトルコ料理の経験から普通に食べても大丈夫な奴だと思ったのですが、正体はまさかの唐辛子より3倍辛い"超"唐辛子。
う、うわあああああああ??!?!?!!
発狂しながらでもすぐに取り出せばまだ助かったのに、錯乱のあまりさっさと食べ切ろうと噛み続けたせいで口の中がもうどうしようもなく大変なことに。顔を真っ赤にして「ああ”-っ!?あ”あ”-ああああああ??!」と叫びながら水を飲み切って、醜くうめき続けるひどい有様になりました。
ただそういう時にもトルコ人は優しいんですよね。
英語は通じないけど真っ赤な顔で必死に「This!so spicy??!too spicy?!!」と訴えてたらセラーから追加の水を出してくれて(本来有料)、レジにあったミニアメいっぱい渡してくれて、極めつけにアイランももらってしまいました(本来有料)。
アイランは牛乳から出来てるのでこういう辛さの鎮静には効果大きいんですよね。カッパドキアで飲んだ時は甘味がなくて微妙でしたが、こう命を救われるとアイラン...ありがとう...。印象が見事逆転。結局2杯も受け取ってしまいました。
いざ会計の時、いろいろもらったし安くなくなっちゃうなと思いましたが、面白いの見せてもらったしそれはタダでいいよ(大意)と太っ腹な返事。アイランまあまあ高かったはずなのに。気が利くしユーモアはあるし、これだからトルコ人は大好き。
明日はコンヤをもう少し観光した後、初めてのYHT(トルコ新幹線)にチャレンジします。お楽しみに。