キューブの140字で収まらない何か

ツイートはいつか忘れ去られてしまうけれど、記事はそう簡単には消えないからね。

卒業旅行 トルコ2週間の旅 3日目後半イスタンブール編

という訳で続きです。頑張ってカッパドキア編までは書きたい。

 

 

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さてグランドバザールを出発した後はエミノニュの桟橋からガラタ橋へ。

間違いなくイスタンブールで一番風情があってロマンティックで景色のいい場所です。

ちょうど陽の当たる時間に来たならば、この辺りで海岸沿いに座ってゆっくりとガラタ塔方面を眺め、時折この金角湾を行き来する船の往来をぼんやり眺めつつ、水面に遊ぶカモメと視線で追いかけっこするような優雅な過ごし方をオススメしておきます。

とはいえ夏場は暑いでしょうし冬は残念ながら雪が降ります。おそらく春先がベスト。ちなみに筆者は3月上旬に来訪。うーん我ながら完璧な時期のフライト。こればっかりは自分で自分を褒めたいと思います。(某マラソン選手)

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ちなみにガラタ橋ではこうやって釣りを楽しんでいる人がたくさんいます。

しかも実際に結構釣れている様子。筆者もやってみたい気持ちはありましたが、レンタルはやってなさそうでしたし、何より完全未経験だったので断念。もし次訪れることがあればやってみたいリスト入りです。

 

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この日の昼食。なんとなく選んだキョフテ。これもまた美味しいんだ。

トルコのプレートはこのように肉+トマト、フライドポテト、焼きししとう、ピラウが基本。なぜこれらが付け合わせに選ばれるかというと単にこの野菜が安いからだったりします。

なんとなく趣味で寄った現地のスーパーではなんと、トマトやジャガイモが1kg当たり3~5リラ(60~100円)。ししとうも日本の1/10以下。そりゃあ当然使いますよね。しかも当たり前のように美味しいので心底羨ましい...野菜だけトルコ人になりたい...。

あと写真奥にちょっと見えるパンはサービスです。トルコでは基本パンは全部無料。逆に水は有料です。この辺りはちょっと文化の違いを感じるところかもですね。

 

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その後は新市街のメイン、ガラタ塔に来たんですが...

行列が長くて、この日はどうにもそういう列に並ぶのが嫌な気分だったのでそのまま断念しました。実際塔の上からの景色は非常に素晴らしかったのですが、それはまあ後の更新のお楽しみということにしておきましょう。

 

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混雑しているガラタ塔を後目に石畳を上がっていくとやがてイスティクラール通りに着きます。ここはヨーロッパ風の洗練された建物が道の左右に広がっているほか、最先端のブティックや西洋資本のカフェが立ち並ぶ非常に近代的な街並み。

イスタンブールといえばしばしば西洋と東洋の文化が入り混じった、などと表現されることがありますが、その「西洋要素」を一手に引き受けているのがまさにこの新市街・イスティクラール地区です。ちなみに「東洋要素」はアジアサイドでしょうか。

 

そしてこの通りのもう一つの特徴とは、ストリートミュージシャンが何人もいることです!

彼らは独特な民族衣装に身を包んだり、あえてギター一本で勝負したり、現代風の新奇な楽器を片手にサイケデリックな演奏をしてたりとスタイルは多様ですが、いずれにせよこうした音楽が当たり前に流れていると、いかにも「外国」って感じがしますね。

ちなみに感動したらチップを投げ入れるのがマナー。筆者も彼らの写真を撮った手前、ギターケースに硬貨を一つ投げ入れておきました。

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そうこうしている内に14時を迎えたので下山してトラムに乗り、朝は訪問が叶わなかったブルーモスクへ。

流石に最大のモスクというだけのことはあり、モスク来訪時の注意説明も丁寧だし、わざわざ脱いだ靴を入れる袋まで用意してありました。うーん完全に観光地化されている。

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内装はさすがのイスラム最高傑作の一つに数えられる見事な装飾。
朝のアヤソフィアとの一番の違いは幾何学的な文様のみであり、人物画が存在しないことでしょうか。これは偶像崇拝に対する態度の違いが分かりやすく表れた一例だと思います。世界史をかじっているとこういう部分で役に立ちますね。

 

この後はちょっと疲れたので一旦徒歩圏内の自分のホテルに帰りました。その後改めてトプカプ宮殿に向かう予定でしたがなんと入場時間が16時まで(!)という制限に引っかかってしまい断念。

そのため部屋で休息をとりつつ、旅行代理店に出向いてこの後のカッパドキアへの便と送迎をお願いして、ロカンタで夕食を食べて就寝。明日まではイスタンブールに滞在します。