キューブの140字で収まらない何か

ツイートはいつか忘れ去られてしまうけれど、記事はそう簡単には消えないからね。

卒業旅行 トルコ2週間の旅 4日目後半イスタンブール編

久しぶりにWiFiを得て生き返ったので続きでも執筆しましょうかね。

 

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アジアサイドでミフリマー・スルタン・ジャーミィを見た後は、その周辺を適当に歩いて昼食を探します。雨は降り続くし風がだんだん強まっていたので手近な店にしようと思いましたがあまりパッとした店が見つからない...

なんだかんだで大通りから一本裏路地にあった店で客引きに引かれてそのまま入店。

 

まさか「food?or only çay?」と聞いてポカーンとされるとは思いませんでしたが、手でスパゲッティのポーズしたら通じたので結果オーライです。ちょっと対岸に渡っただけですが、なんだか急に英語の通用率が落ちてしまったような...

ただこの店は旅行中のフードランキング堂々の第3位に入る激ウマ料理でした。カレー風味のこの鶏肉が信じられないぐらい美味しい。単なるカレー粉にしてはコクがありましたし、逆にそこらのルーを砕いてもこんな洗練された風味にはならないでしょう。食べながら素直に「完敗だ...」と思わされた一品です。オススメ。

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昼食の後はもっと散策しようかと思いましたが、突風で今朝買ったばかりの傘(約420円)がさっそくバッキバキに折れてしまい、雨風を防ぐ方法も無くなってしまったので半泣きで宿に逃げ帰ることにしました。

正確には旧市街側に戻った時点で一旦イェニ・ジャーミィという有名なモスクに寄ろうと思ったのですが、身体は冷えるわ工事のせいで入口分からんわ雪もう邪魔!!!とかで心が折れて諦めた次第です。悪天候は本当に心を狭くするので皆さんはもうちょっといい時期に行きましょうね...。

 

という訳で写真は逃げ帰った宿からほど近い所にあったSehzadeモスクです。まだ夕方だったので、いくら雪に負けたとはいえ観光をやめる訳にはいきませんとも。タイミングが良かったのか他の信徒も観光客もいませんでした。

さてモスクは奥が広く天井も高い。西日が差してオレンジ色に淡く輝く絨毯。そして背の低い円形電飾。その中心に立って真上を見上げた時には、あまりの静粛ぶりと荘厳さに本当に感動してしまいました。

筆者のモスクランキング堂々の2位。ここは割とマイナーですが、立地も悪くないので旅程に余裕があれば是非夕刻に訪れてみてください。

 

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先ほどのSehzadeモスクから目と鼻の先にある観光地、ヴァレンス水道橋です。

もしかしたら数学IAかIIBの最初の挿絵のページとかに乗ってませんでしたかねコレ。残念ながら手元にないので確認できませんが、なんらかの水道橋が乗ってたことだけはぼんやりと覚えています。

歴史的には古代ローマの頃に重要な役割を果たしていたものです。今ではその下を普通に道路が通っていて、このごった煮感がいかにも東西の歴史と現代文化が当たり前のように融合するイスタンブールらしくていいですよね。天気が良ければ水道橋を一周したかったのですが、雪が一向に収まらないし傘もないので写真だけ抑えて撤収。

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この日の夕食はイスタンブール来て初めて魚料理食べました。

もしかしたらそこのガラタ橋で釣った奴なのかな。新鮮って自慢してたけど今更気になって来た。ちょっと骨が多くてフォーク駆使して食べるのは正直大変でしたが、まあ味は普通に美味しかったです。ただリピートするほどではないかな。

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そうそう、昨日買ったのに写真上げ損ねてたトルコ菓子の「バクラヴァ」です。

歯にしつこくまとわりつくほどの圧倒的な甘みの粘りが最大の特徴。サクっとしたアーモンドと濃い粘着質のベースが意外な調和を見せている個性的なお菓子です。

一片でも十分満足できるし賞味期限も相当長いのでお土産にオススメ。日本にはなかなかない味だしきっと喜んでもらえますよ。正直なところ人を選ぶでしょうけども。

 

さて明日午後からはいよいよカッパドキアに飛び立ちます!

いい思い出もトラブルもいっぱいあったので書く側としても楽しみです。