キューブの140字で収まらない何か

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卒業旅行 トルコ2週間の旅10日目前半 アンカラ~イスタンブール編

さあ旅もいよいよ終盤です。

 

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昨日観光から帰った後、駅でイスタンブールまでの切符を買いました。

実は当初の予定ではイスタンブールまでの途中駅であるエスキシェヒルという街に寄る予定でした。ところがコンヤで全然英語が通じなくて苦労したり、アンカラでも英語案内表示の少なさに苦しめられたりと、「観光地」じゃない街の難しさを体感した筆者は日和ってしまって断念。

エスキシェヒルは観光地としては完全に無名で、例えるなら初日本でつくば市に行くぐらい攻めた選択肢。確かにいくつか行ってみたい場所はありましたが、自分の英語力と天秤に掛けて、一路イスタンブールまで戻ることにしたのです。

写真は朝のアンカラ駅、バシュケントレイ(在来線)ホームです。前の記事で驚くほど綺麗と言ったのですが信じてもらえますか。

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ところでアンカラ駅の駅員さんは完璧に英語通じました。流石は首都。

この日ももちろんEryaman駅から乗車するのですが、駅員としては英語でギリギリの外人が突然Eryamanに振り替えられたら混乱するだろうと思ったのか、切符を売る時に相当丁寧に念押しして教えてくれました。

なんなら「1時間前にはここ(アンカラ駅)に来なさい」とまで心配してくれます。でも筆者はコンヤから来るときに既に使ってるのでおそらく大丈夫。その気持ちだけ受け取っておきます。

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そうして無事乗ったYHTの感想はまあ前とほとんど同じです。

線路の補強がイマイチなのか80km/h制限になり速度が250km/hから急に落ちる地域があったり、Gabze以降の市街地では日本の急行ぐらいのスピードしか出せなかったりと物足りない部分はありました。

それでも軽食は出るし、バスよりはずっと快適だし、4時間ほどでイスタンブールまで速達してくれて約1600円なら文句はありません。途中エスキシェヒル駅で降りようかとウズウズしましたが流石に我慢...。

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という訳でイスタンブール到着です!!(?)

例によってYHTは未完成なので、同じイスタンブールでもアジアサイド郊外のpendik駅で降ろされます。まあこれは知ってたからいいんですが、今度はアンカラと違って代替交通が貧弱なのがデメリット。

ネット上の情報ではここから数キロ離れたKartal駅まで移動すれば、今まで見て来たような観光の中心地まで地下鉄で楽に移動できると読んだため、まずはそのKartal駅まで行ってみようと思いました。

駅から地上階に上がるとすぐ目の前がバス乗り場で熱心に客引きがあります。彼らに道を尋ねていると、奥の方にお目当ての送迎便を発見。乗り込みます。

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ところがこれ結論的には大間違い。情報が古かった。

実は既にpendik駅自体から中心街への地下鉄は開通済みで、Kartalまでバスに乗る必要なんてなかったのです。しかも不幸が続くことに、この乗り合いバスが悪い意味で実にアジアらしい仕様だったせいで大変なのでした。

というのもこのバスはアジアサイドの埠頭であるカドゥキョイまで、乗客が乗りたい所で乗り、降りたい所で自由に降りられる仕様なのです。そのせいで信号もバス停も関係なく超頻繁に突然止まっては人が出入りする。もちろん標識や案内なんてありません。

さらにこのバスが通るバーダット通りはイスタンブールでも屈指の渋滞路線。そのため気の荒いトルコの運転手は隙間を見ては一気に加速して、人を見つけては急停止して、また加速して...これでは酔わない方が不思議というものです。

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結局筆者はKartal駅が分からないままカドゥキョイまで運ばれました。より正確にはグーグルマップを見ながらそろそろ終点かなという所で飛び降りました。本来の目的地を過ぎていることは分かっていたのですが、中途半端なところで降りるよりは埠頭まで乗った方が次に切り替えやすいだろうという判断です。

約1時間半ぐらいこのアトラクションに乗り続けて酔った筆者は完全に疲労困憊。たった3リラでいいとはいえ、流石に二度と乗りたくありません...

写真はバスから降りた辺りで偶然見つけた猫です。ここの猫はだいたいカメラ向けても逃げないから好きです。

 

ちょっと記事が伸びているのでここらへんで分割します。

次は以前乗り損ねたボスポラスクルーズの話をします。お楽しみに。