卒業旅行 トルコ2週間の旅 9日目後半アンカラ編
続きです。
この日の昼食はウルス地区のちょっと洒落たレストラン。
メニューを見ながらなんとなく今日はアダナケバブを選択。めちゃくちゃ写真映えしますねこれ。細長いキョフテを中心にいつもの野菜とケチャップ風味のライスが実に派手な盛り付け。トルコらしさ満点です。
ちなみに写真やや奥のシシトウはコンヤのトラウマでビビってましたけど普通に美味しかったです。アンカラは観光客少ないので見た目の割に値段は安め。イスタンブルの中心と比べたらたぶん半額ぐらいじゃないでしょうか。
昼食の後は本日第二のメイン、アンカラ城を目指して歩きます。
でもその近くにはもう一つの有名な観光スポットであるアナトリア文明博物館があるので先にこっちに寄ってみました。
ここは小アジアにおける紀元前の発掘品等を中心に並べられている博物館です。ありがちな磨製石器や土器の他にも、世界史の資料集オタクしか知らないだろうフリギア人の展示、大きな牛(馬?)の土偶などいろいろと見どころがありました。
ただ一番面白いのはやはり2枚目の石碑です。こんな感じの展示が何十枚もあるので結構テンションも上がります。写真OKだったのも気前良かったですね。
そしてアンカラ城へ。
ここから城壁の方へと上がっていきます。城内は実は完全に観光地化された訳ではなく、中にはなんと今でも人が住んでいます。そのため土産屋沿いにトルコの伝統的な家々が共存していて興味深かったですね。
余談ですがトルコの家は2階部分が少し1階よりはみ出した作りになっているのが特徴。残念ながら分かりやすい写真は残ってませんでしたが、どうして逆じゃないのか気になります。
2枚目は楽器を使って音楽していたストリートチルドレン。結構お上手だったのでちゃんとチップは入れておきました。それにしても子供もこうしてお金を集めているのを見ると少し考えさせられますね。
アンカラ城はとにかく圧倒的に見晴らしがいいのです。
トルコといえば赤い屋根なのですが、それを何よりも象徴しているのはやはりここから見下ろした市街の景色だと思います。ちなみに国旗の色も赤。オスマン帝国ももちろん赤。この屋根にはトルコの”らしさ”が存分に詰まっています。
ただここは今でも観光地らしい整備がなされておらず、フェンス一切なし、階段の幅もバラバラ、時折強い風が吹きつけるという危険な場所でもあります。
ちなみに筆者は2枚目のような外周を歩いていたところ、段差で足を滑らせて腰を強打してしまいました。幸いスマホ等に破損はありませんでしたが、この傷は帰国後までずっと痛かった...。
腰が痛かったのと、場内にいい感じのカフェを見つけたので入店。
注文はもちろんチャイ。なぜならトルコだから。城の中という観光地ですが、値段は5リラ(100円)で良いそうです。本当チャイ文化日本に来ないかな。
2枚目はそのカフェの窓辺からの1枚です。この旅行の中で一番気に入ってる写真を一つ選べと言われたら私はこれを選びます。店内も静かだったし、非常に優雅な時間を過ごすことが出来ました。ここは本当に再訪したいですね。
この日の夕食はホテル近くのレストラン。
アンカラ的にはハイクラスなのか、サービスがとってもいいし、店の雰囲気も安らぎと適度な盛り上がり、そして高級感があって良かったですね。一日を締めくくるに丁度いい店に来ることが出来ました。
ところでこういうメインディッシュのことを、筆者は勝手に「トルコ煮込み」と呼んで日本でもよく再現しているのですが、適当に作っても絶対美味しくなるし大好きなんですよね。コツは無水調理気味にして最後まで弱火、主な味付けをトマトペーストにすることでしょうか。一度試してみて下さい。
という訳で一番楽しかったアンカラ編はここまでです。
明日は再びYHTに乗り込みます。お楽しみに。