キューブの140字で収まらない何か

ツイートはいつか忘れ去られてしまうけれど、記事はそう簡単には消えないからね。

卒業旅行 トルコ2週間の旅 8日目後半コンヤ~アンカラ編

筆者大混乱編。まあこれはこれで楽しんでいましたが。

 

f:id:comeness:20190507194331j:plain

(写真撮ってなかったので帰りの写真です。時間違うの許して)

Eryaman駅で降ろされた筆者は非常に困ってしまいました。というのもここは全旅程中で断トツ英語が通じない街だったからです。まさか「Excuse me」が通じなかったのは後にも先にもここだけでしたよ。

新幹線開業自体が2010年代の出来事ということもあり、非常に洗練されていて綺麗な駅舎なのですが、まさか郊外の途中駅に外人が来るとは想定していなかったのか、誘導板含めて英語を一つも見つけられません。すごい所にきてしまった。

とりあえず筆者は地下鉄や送迎バス等でアンカラ駅まで行く方法がないか考えることにしました。英語は通じないので赤ん坊レベルのトルコ語とボディランゲージです。

Wikipediaによるとアンカラは地下鉄網が整備されているらしく、Eryamanからは2回乗り換えれば宿の最寄り駅であるマルテペ駅まで行けそうです。ならばまずは乗り場探しですね。

f:id:comeness:20190505154033j:plain

ところで財布に100リラ札しかなくて使い勝手が悪いので崩すことにします。

写真はトルコでは屋台で気軽に買えるシミットという胡麻パンです。結構大きくて腹持ちもいいのに数十円で買えるから庶民にも優しいですね。ちなみにこれ買う時もpleaseが通じなくて苦労したんですがもういいです。

さて元気注入したので通行人にサブウェイ(=地下鉄)の乗り換え口を訪ねるのですが、なぜかみんな地上階のYHTの隣の島へ続く改札を指差していきます。

俺は地下鉄駅探してるんだけど、と言ってみても不思議そうに首をかしげられるだけ。教えられたホームは地下鉄じゃないから半信半疑もいいところですが、他に手段もないので従ってみることにしました。

f:id:comeness:20190526183720j:plain

結論から言うとこれは地下鉄ではありませんでした。

バシュケントレイ(Başkentray)という最新の鉄道網です。もしかしたらこの存在をまとめた日本語ブログ記事は筆者が初めてかもしれません。路線が完全に整備されたのは本当にここ1年ほどの事であり、日本人が気軽にググる範囲には名前すら出て来ません。

アンカラ中心市街を挟んで東西の郊外までを一本で繋ぐ新設の在来線です。分かる人向けに例えるとアンカラ版のMarmarayとも言えるかもしれません。これがYHTからの乗り継ぎの役割も兼ねていたようですね。

サブウェイと言ってるのにみんな地下鉄じゃない所指すの不思議だったけど、要するに「在来線あるから普通にそれ乗れよ」って意味だったのか。

乗ってみると見事にアンカラ駅まで一本で行けましたし、途中のどの駅のホームも驚くほどピッカピカで本当に真新しい路線なのが伺えました。乗り心地も快適で、次もまた乗ってみたいという感じ。存在さえ知ってたら簡単なので皆さんも是非使ってみて下さい。

f:id:comeness:20190526185412j:plain

ちなみにアンカラ駅です。どんだけピカピカでデカいの。流石首都。

この日は名前にInternationalを冠するホテルに泊まったのですが、レセプションが本当に英語喋れて久しぶりに感動していました。言語が通じるって幸せです。

 

ところで夕食はホテル近くの小さな店に入ったのですが、オーナーに日本人だと答えると、「それなら」と彼の友人らしいトルコ人のじいさんが呼ばれてきました。じいさんは筆者の正面の席に座って、興味津々に筆者に話しかけてきます。

どうやら昔日本で働いていたことがあるそうで、茨城の八千代町からお台場に移ったんだとか、最近寒いけど酒飲むと頭活性化して全身ポカポカだよとか、逆に筆者の旅行談を聞きたがったりと日英トルコの3か国語ミックスでいっぱい会話してくれました。

最終的になんだか気に入ってもらえたのか、じいさんがオーナーと交渉して本来30リラの食事代が15リラでいいことに。なんだかたくさんのいい人に出会って助けられてますね。こういうの旅行の醍醐味だなーって感じます。

 

さて明日はアンカラ市街の観光です。

一番楽しかった街かも。お楽しみに。