夏季旅行 カザフ・ジョージア1週間の旅 2日目前半アスタナ編
続きです。
今日はイシム川東岸を観光していくことにします。
アスタナは大きくバイテレクを中心とした西側と、川を挟んで向かいの東岸に分類することができます。正確には南側にも2017年の万博跡地があるほか、北側にも観光スポットはあるのですが、まあ東西で分けるのが無難でしょう。
写真は朝日でキラキラしている川と、その向こうに存在感を覗かせるピラミッドです。なんだか楽しい一日になりそうな感じ。
なんかすげえ後光差してるピラミッド。
正式名称は平和と調和の宮殿(The Palace of Peace and Reconcilation)と言います。カザフスタンの文化棟であり、コンサート劇場であり、最先端施設であり、絶景であって超語りたいんですが、正式に訪問したのは3日目なので今日は裏門からの写真だけでご勘弁。
この日は何かイベントがあったのか、正門の入口で止められてしまいました。カンファレンスなどの政治で使用される日は観光客立ち入り禁止になってしまうため、運が悪いと全く入れない人もいるそうです。むずかしいですね。
という訳で次に訪れたのかピラミッドの道路の向かいにあるカザフスタン最大のモスク、ハズレット・スルタン・モスクです。
これ写真で大きさ伝わってるのか心配ですが、マジで信じられないぐらいデカいです。少なくともトルコで15~20箇所はモスク見てきた筆者目線でもダントツでデカい。しかも割と新しいのでめちゃくちゃ綺麗です。白亜の宮殿。
ちなみに正門はこのどちらでもなく、噴水がある北側なのですが、欠片もそれが写っていないことから大きさを想像してもらえるかもしれませんね。
内装は白とエメラルドグリーンを基調に、金細工を活かしたアラベスク文様となっており、こちらも非常に洗練された優雅な佇まい。これで最大5000人収容可能というのですから驚きですね。写真はないですが地下階には食堂や簡易土産、洗い場などがあり、機能面にも手抜かりないのは驚くべきことです。
ところでその地下階でカザフ人の18~20歳?ぐらいの少年にしきりに話しかけられるイベントが発生しました。英語が本当に1mmも通じないし、カザフ語は翻訳できないけど稀に意思疎通が出来ると(”TOKYO”が通じた)2人でめっちゃ喜んだりしました。
モスクの後はすぐ近くのモニュメントで記念撮影です。
このカザフ・イェリ・モニュメントは旧ソビエト連邦の崩壊によりカザフスタンが建国されたことを踏まえ、アスタナ遷都後に独立記念として建てられたそうです。高さは91mで、これは1991年の独立にちなんでいるんだとか。
塔の足元には銅像が立ち並んでいます。説明文とかはなかったので分かりませんが、多民族国家だし人類の共生とかがテーマなんじゃないでしょうか(適当)ちなみにこの銅像の後ろは凱旋門風になっててちょっとかっこよかったです。
ところでこのモニュメント周辺は巨大な広場になっています。
塔などの他にもカザフ国立芸術大学のキャンパス(写真奥の青い建物)や通称”独立宮殿”と呼ばれるカンファレンスサイトがあります。本当は中を見学したかったけど、この日は両方閉まっていたので残念。月曜日は定休日らしい。
この写真は各国の言語で平和を表現したモチーフ。私こういうの好きです。とはいえ今考えれば写真に残しておくべきだったのは2つの建物の方。反省です。
意外と中身があるので2日目も分割することにします。
続きをお楽しみに。
夏季旅行 カザフ・ジョージア1週間の旅 1日目アスタナ後編
続きです(そろそろ10か月経ったけど)
先ほどの遊歩道を引き返す道沿いに金色に輝くモスクがあります。
このヌルアスタナ・モスクはトルコで山ほどモスク見てきた身としてはまあまあって感じですが、それなりに広くて落ち着くし、青で統一された内装は清潔で解放感があって良かったですね。
青ってなんか中央アジアらしいイメージ(ウズベキスタンのイメージに引き摺られてる説)だし、モスクでくつろぐのは筆者的に自然なことなので、割と好みな空間でした。柔らかい絨毯の上で昼食の店でもググりながら昼寝したい気分。
とはいえ宿のチェックインは14時と伝えているので食事優先。
カザフスタン料理って基本的に自炊用らしく、トルコ等と違ってレストランならどこでも食べられるという訳ではないようですが、(日本でも和食食堂って少ないですよね)サクサウルという店には提供があるということで行ってみました。
ところが子供みたいなの一人と思ってバカにされたのか、いつまでたってもオーダーした料理が出てきません。後から来た隣の家族連れにはテーブルいっぱいに並んでいるのに。
20分、30分、40分、45分待ったところでブチ切れてしまって、英語で「いつまで待っても料理が出てこない!もう帰るぞバカ!」ってゴネたら、「もうすぐ来るから待て」と。いやいや「I cannot wait anymore!」とか言ってたらその2,3分後に出てきました。
文句言われてすぐ出せるならやっぱナメられてたんじゃねえの?という思いと、本当に作ってたんなら申し訳ねえなあという思いの真ん中で燻っていましたが、正直味も微妙だったのでやっぱりDisることにします。バカヤロウ(# ゚Д゚)
名前もう覚えてないですが、たぶんクルダック。肉に骨が大量に混じっていて、ほろほろに煮込んだ割には食感が一定しないところが最高に微妙。とはいえジャガイモはめっちゃ柔らかいし、肉も可食部は美味しかったのでダメって訳じゃないです。けどもっと頑張れた味だと思う。惜しい。
という訳でアスタナ2泊3日の宿です。
筆者は基本宿は立地最優先で、その中でも値段の妥当な部屋を取るスタイルなのですが、Booking.comを見る限り、中心部の遊歩道周辺には普通の安ホテルはない様子。代わりにアパートメントホテルという、アパートの一室を部屋として貸し出す奴があったのでそれを選んでみました。
結論的にはいい部屋引けましたが、他人にオススメできるかと聞かれたら正直非推奨です。貸し出されるのは普通のアパートの普通の1室なので、送られてくる住所の文字列だけを頼りに目印のない部屋探しをするのが地獄。入口が地味すぎて本当に分かりません。国内でも苦手なことを英語(ロシア語)でやるとは。
しかもさっきの店で相当にタイムロスしたせいでSMS越しに「遅れちゃう!ごめん」と送ったところだったので焦る焦る。相手がちゃんと英語通じる人だったからギリギリ助かりましたが、カザフは基本ロシア語圏なのでこれは運が良かっただけ。
部屋に入ると気立ての優しいおばさまに遅刻を許されて、そのまま部屋の注意説明を受けた後、契約書にサインして完了。手続き自体は楽ですが、次はやりたくないかなあ...
チェックイン後はバイテレク周辺でのんびりしたり、小さなショッピングモールでふかふかの椅子に座ってたらそのまま寝落ちしたりしてました。(何も取られなかったのは幸運すぎる)
そして夕食はカザフ料理に若干懲りたのでトルコ料理の店に。前回実は若干後悔していたことがあって、ピデというトルコ風ピザを最後まで食べていなかったなと。注文したところ1人前にしてはめちゃくちゃ大きくね?って思いましたが、なんだかんだで完食できたので良かったです。味は...普通にピザですね。
あと画面上のスープはなんか異様に塩気効いててレモンと合わせたりピデと同時に食べると割といい感じでした。ごちそうさまです。
という訳でようやく1日目が終わりました。
2日目は正直中身が薄いので1記事で行けるかも。お楽しみに。
夏季旅行 カザフ・ジョージア1週間の旅 1日目アスタナ中編
続きです。
バイテレク・タワーが開く時間になったので早速行ってみました。
1枚目の写真自体は0日目の記事でも使いましたが、塔からの景色です。窓が薄汚れていたので全体的に黄ばんでいるのは残念。ちなみに写っているのはアク・オルダという大統領府です。両隣には金色のタワーが二つ。天然ガスの経済力って感じがします。
2枚目は塔の一番上に設けられたヌルスルタン・ナザルバエフ前大統領の手形です。これが一番の見どころらしく、大勢が撫でまわしたり手を合わせていたりしました。ちなみに結構大きな手で割とびっくりできます。
ちなみに1階にはお土産屋があるので買うならここがいいかもしれません。私は初日だから無視しちゃいましたが、これ以降は空港ぐらいしかそういうものを買えるお店が無かったので。
バイテレクを挟んだ東西2km程度の区域には遊歩道が整備されています。
遊歩道沿いに花壇や噴水が整備されて街並みを彩っているほか、道路側には最新の高層ビルや大規模商業施設などが立ち並んでいます。もの凄く近未来を感じさせてくれる光景で、ここが中央アジアであるとはにわかに信じがたいほどです。
それにしても人が少ないなと感じます。車は相応に多いとはいえ、人影がここまでないのは以前行ったトルコと大きく違うところです。やっぱり観光客はレアなんでしょうか。確かに南のアルマトイの方が有名だしアクセスも楽ですが。
遊歩道の西端には、ユルト(伝統的な家屋)を模した特徴的な建物があります。
ハーン・シャティールと呼ばれるこの建物、外見の面白さからは美術館などを想起しがちですが、実はショッピングモールです。内部には衣料店からフードコート、ゲームセンターなど各種テナントが立ち並んでいます。
少し面白いのは最上階。実はここは人工のビーチがあり、実際に泳いで遊ぶことも出来るのだとか。入場料が破格に高かったので筆者は行ってないですけどね。
ちなみに2枚目正面はフリーフォールです。見た目以上に高低差があるため結構楽しめると思いますが、確かこれも高かったような。子連れ富豪観光客向け?
ところでスーパーに行ってみたら日本製品売ってました。
だいたい表記価格を0.3倍すると日本円になるので物価が意外と高いのが分かると思います。といってもカザフスタンにしてみれば輸入品だしなあ...こんなもんなのでしょうか?
なんと昼食までも行けませんでした。
次で1日目は完結させます。主なネタは現地アパートメントの借り方などです。お楽しみに。
夏季旅行 カザフ・ジョージア1週間の旅 1日目アスタナ前編
続きです。
成田~北京の機内食。日本人なので当然JALが一番美味しい(?)
ところで北京は構内にモノレール走っててビビったり、ターミナル移動で迷子になったり、アスタナ行のボーディングパスで自分の名前が途中で切れてたり、出国検査がダントツ一番細かくてマジで全荷物ひっくり返されたりしました。
滞在時間5時間程度で、トマト麺食べたぐらいですが、結構インパクトのあること連発されたし中国面白いですね。今度ちゃんと観光に行こう。
んでアスタナ到着です。
入国カードがロシア語で軽く詰んだり、滞在場所にアパートメントホテルの住所書いたら、審査官がそれを見て「カザフに友達がいるのか」と聞いてきたので堂々とYes!とウソついたりしました。
カザフスタン対応のまともなsimは国内じゃ買えないので、空港で現地sim購入チャレンジ。ちなみにTourist Informationのお姉さんが窓口。SMS付で2000テンゲ(なんで10倍?)、あと通信用に500テンゲをチャージです。このsim、すぐ繋がったし電話も出来たし速度も速いし閲覧制限ないしで最高でした。何気に通信大国かもしれない。
あとこのお姉さんと話してたら他の客も混じって来て、世間話で「一人か?日本人がなんでアスタナなんかに来たんだ」と聞かれたので適当に答えたら、「オンリーワンだね」と言われました。うん、正直その気持ちは分かる。
市内へはバスで移動。なんと180テンゲ(約49円)
分かってはいましたけど例外的な人を除いて英語は1mmも通じないんですよね。カザフ語か、それがダメならロシア語。文字はどこを見ても全部キリル文字。2か国語で書いてるつもりでも俺にはどっちがカザフ語でロシア語か区別すら出来ないぞ。
でもコミュニケーションはシチュエーション補正とキーワードとボディランゲージさえあれば世界中どこでも実現可能です。要はバスに乗り込んで現金出したら後はなんとかなるってことです。異文化楽しい。
写真は車窓にいい感じのモスクが見えたので一枚。カザフスタンもイスラム圏です。前行ったトルコよりさらに世俗的で全然厳しくないらしいですが。
そして中心部に到着。写真は一番有名なモニュメントのバイテレク・タワー。
頂点にある球形のようなものは伝説の鳥サムルグの卵をモチーフとしており、塔全体が神話における生命の樹を具象化しているとされています。また展望台も兼ねており、ここからの景色は未来都市アスタナのイメージそのものという感じでとても美しかったです。
...がこの時点では朝8時ごろということもあり、オープン前でした。時系列に合わせるため内部の話はこのあとに持ち越すとしましょう。
んで朝食です。バイテレク近くにいい感じの店があったので入店。
外観は普通に外デッキ併設のカフェって感じだったのに内装超豪華でビビりました。ナチュラルに写真なしのロシア語メニュー出されて困惑してたら英語版出してくれて感謝。気遣いもいい感じです。
この頃ちょうどサーモンサンドが好きな主人公のラノベを読んでいたこともあり、せっかくなのでそれを注文してみたらこれが出てきました。何かめっちゃ豪華だし、あと何より本当に美味い。しかも居心地もいい。宿から近かったこともあり毎日ここで朝食を食べてました。
この後も長くなるので区切るとします。
次はバイテレク入場、観光編です。続きをお楽しみに。
夏季旅行 カザフ・ジョージア1週間の旅 0日目準備編
お久しぶりです。
実は9月21日~28日でカザフスタンとジョージアを観光してきました。
社会人になったら旅行なんて出来ないと思ってトルコ行きを決行したのに、就職先が結構いい感じの所だったおかげで、半年しか経ってないのに今年二度目の旅行に行けちゃいました。
写真の教会は5日目の記事で登場する予定なのでお楽しみに。
さて今回の旅は見どころもあったものの、結構反省点が多かったです。トラブルもあったし、そもそも出発11日前までカザフスタンに入国する予定すらなかったという大雑把でドタバタとした旅でしたから。
1.旅程の変遷
次の旅行先を考える上で決め手になったものが3つありました。元々コーカサス地方(アゼルバイジャン、アルメニア、ジョージア等)に興味があったこと、ツイッターでジョージアに行ったFFがいたこと、ジョージアの絶景画像を見たこと。
社会人になってお金に余裕があったこともあり、軽率に「じゃあ次の行先はジョージアだ!」と半ば即決のように決めてしまいました。6月頭の話です。
そして夏季休暇を9月末に取って1週間の旅程を確保し、Skyscannerで航空券を購入。さてこの航空券がこの後大きく関わるので詳細に書きます。
筆者が購入したのは成田~北京~アスタナ(カザフ首都)~トビリシ(ジョージア首都)の往路と、別会社でトビリシ~ノボシビルスク(ロシア)~成田の復路の2つの航空券。
この時点ではカザフスタンは単なる乗り換え経由地で、トランジットも2時間しかないため全く入国予定はありませんでした。本当に出発11日前までは...
少し話が変わりますが、筆者は計画都市というものが大好きなのです。何もない地にゼロから都市計画を立てて作り出される計画都市は、真新しい景観や人工的なモニュメント等で独特の雰囲気があり、なんとも心くすぐる魅力があります。
カザフスタンの首都アスタナは、まさにこの計画都市の代表であり、天然ガス等の資源マネーを背景に造営された街並みは、まるで想像上の21世紀を体現したかのような刺激的な景観。行きたい。行こう。なんならジョージアより興味ある。
改めて私の往路を見て欲しいのですが、経由地・アスタナ。これはもう運命でしょう。航空券の最後の区間を放棄してアスタナに行くしかない。アスタナは2泊3日として、別途ジョージア行きの片道券でも取れば全て一挙解決です。
航空券に多少詳しい人は、往路の航空券の一部区間を放棄すると復路が強制的に無効にされることを知っているかもしれませんが、運のいいことに今回復路は別会社。何の憂いもなくカザフスタンに降り立てます。天才的。
こうして土壇場でカザフスタン観光もやることになり、2カ国を回るルートに決まりました。旅程はアスタナとジョージア首都トビリシ、絶景で有名な村カズベキ。これで決まり。片道券3万も掛かったけど、このワクワクに比べれば安い。
2.トラブル
ところがそんな簡単に進んでくれない所が海外旅行の欠点であり魅力でもあります。旅行中のトラブルは各記事に任せるとして、致命的だったのは航空券。出発が迫った頃にふと航空券の予約を確認してみると、なんと帰国便の予約が消滅しているではありませんか。
慌てて予約メールを全文読み返して、航空会社に電話を掛けたりしたところ、営業時間なのに電話通じなかったり、日本語NGでロシア語or英語だったりで苦労しましたが、次のような事実が分かってきました。
・ロシアは7月8日付でジョージア便を全て中止しており、フライトは消滅している
・君の予約はシステム上だとノボシビルスク~成田のみになってて痕跡自体もない
・キャンセルしたいのは分かったけど、トビリシの話は代理店に聞いてくれる?
ところが代理店側は英語Onlyな上、トラブルがあれば全部航空会社に掛けるように丸投げしてて話が通じない。仕方ないので出発当日、航空会社に印刷した予約メール見せながらキャンセルの話してやろうと思ったら住所が見つからない。
いい加減めんどくさいので諦めてしまいました。便消滅したならその時点でメールが欲しかったですよ。gotogateとかいう無能代理店マジなんなの。追加で帰国便片道買ったら8万して頭抱えましたが、まあ世の中金があればなんとかなると分かったのでいいです。
出だしから躓きましたが、その分楽しめばいいだけの話。
次は入国~アスタナ観光の話をします。お楽しみに。
卒業旅行 トルコ2週間の旅 14日目(最終日)イスタンブール~帰国編
いよいよ最終日です!
もしかしたら1枚もあげてなかったかもしれないトルコの朝食。
基本的にどこもバイキング式で、自分の好きなものを盛るのが定番です。中でもトマト、キュウリの輪切り、チーズがど定番。けど写真にいませんね。まあここの朝食は選択肢が充実してたので、他の美味しい方取っちゃったんでしょう。
あとパンにはハチミツを塗りますが、トルコの蜂蜜は品質が良くとても美味しいです。筆者は手荷物バッグしかないせいで、半液体のハチミツは没収されそうで買いませんでしたが、土産物として好適なのでオススメしておきますね。
2枚目はメネメンというスクランブルエッグ風の料理。素朴ながら美味しい。まさに朝食向きって感じです。
さて最後のモスク。フィルズ・アー・モスクです。
執筆まで随分時間が空いた(7か月前)のと、地味な内装のせいで申し訳ありませんがさっぱり思い出がありません。たぶんブルーモスク等のある公園の一角にあった小さなモスクじゃないかと思うんですけど、どうだったかな...
ここの後はグランドバザールに行き、お土産を買おうとしたものの、なんとなくピンと来なくて何も買わなかった記憶があります。ちなみにこの判断は後で後悔します。サフランとか1g 400円で日本より2.5倍安いんだから買うべきでした。時折発動する筆者の「なんとなくやめとこ」病、克服したいものです。
バザールの後市街散策してたら、大きな門扉があったので行ってみることに。
こちらはオスマン帝国の歴代皇帝の墓でした。わざわざ来るような場所じゃないのでとても静かでしたね。写真撮ったのは本当は良くなかったかもしれません。
知ってる名前がないか探したのですが、なぜか見つけられず。オスマン1世、バヤジット1世、メフメト2世、セリム1世、スレイマン大帝辺りのメジャー墓は、もしかしたら別に単独で建てられてるのかもしれませんね。調べてないので分かりませんけど。
最後の〆はやっぱりエミノニュの桟橋です。
筆者の一番のお気に入り。カモメやウミネコを聞きながら、遠景に新市街やアジアサイドを眺め、揺れる水面や行き交う船を見てる時間が優雅で好きなんです。
一番奥にぼんやり映ってるモスク、どうも尖塔が6本あるように見えませんか。6本のミナレットはブルーモスクだけの特徴だったはずで、そんなに多いはずはないんですが、どういうカラクリなんでしょう。もし次来た際には直接訪れてみたいですね。
最後の昼食は薄い肉が特徴のブルサケバブ。
...ぶっちゃけ味が薄くてイマイチでした。なんで最後の最後にトルコだと珍しいハズレ飯を引き当ててしまうのか。でも見た目のインパクトはありますよね。ちゃんと肉に塩胡椒でもしてたら、それだけで評価は変わる気がします。
トルコ、ありがとうございました!
最後の写真撮ってるとどうしても寂しくなります。筆者は旅に終わって欲しくないので、このまま墜落してくれないかなと考えてしまう悪癖があるんですけども、皆さんは同じこと考えたりしますかね。
実はトランジットの韓国でもう一観光してきたのですけど、それは流石に需要もないでしょうし記事にはしません。でも一言だけ触れておくと、妹向けにジェルの化粧品を買ったら荷物検査で没収されました。本当に半液体ってだけでダメなんだ...厳しい...
という訳で、トルコ旅行記は以上で完結です。
半年以上に渡ってお付き合いいただき、大変ありがとうございました。近日中に次の旅行記も書き始めると思うので、よろしければそちらもお願いいたします。
お疲れ様でした!
卒業旅行 トルコ2週間の旅 13日目イスタンブール編
さあラストスパートです。
朝食の後、今日は東側の桟橋~新市街方面を再探索します。
まずはグランド・バザールと並び称されるエジプシャン・バザールへ。別名スパイスバザールという名前もあり、その名の通りたくさんのスパイスやナッツ類、バクラヴァ等を扱った店がたくさんひしめき合っています。
2枚目はバザールを出た辺りにあった猫のキャットフードのお店。確かにノラネコが山ほどいるので需要はあると思いますね。3枚目はなぜか日本語の看板があったので、面白がって撮影してみたら店主がノリノリでした。話しかけられそうになりましたが、品揃えが興味なさそうなので離脱です。
バザールからさらに西の奥手側に進んで、ちょっと坂を上ったところにあったロカンタで昼食です。完全に観光ルートを外れたので地元客しかいないし英語も通じませんが、まあ食べたいもの指差してたら注文できるので簡単です。
さてさてトルコフードランキング2位はこの料理かも。単に定番のトルコ煮込みという感じですが、味つけがいいし肉は柔らかいしナスもトマトも美味いし、あと安くてお手軽なのも二重丸。これ家で再現したいなあ...
桟橋の辺りにサバサンド屋の船があったので撮影。
実はサバサンドって露天じゃなくて、こういう船の上で作ってるんですよね。波でガンガン揺れてて、作業環境としては間違いなく地獄だと思うんですけどそうまでしてこだわる理由ってなんなんでしょうか。
あと写真写りが無駄にいいので結構お気に入りの一枚だったりします。
昼食の後はトラムでカバタシュ駅まで行き、地下鉄に乗り換えタキシム広場を目指します。前に一度取り上げたイスティクラール通りを最後まで登り切ると到着するのがこの広場です。今回は地下鉄でショートカットしてしまいましたが。
とても広々としていて、中央には独立を記念したと思われるモニュメントがあり、そしてそこら中に無限に鳩がいます。ここの鳩、人間にとても慣れているけど踏まれたくはないのか、ギリギリまで近づかれて初めて飛び立つ特性があるようです。筆者は中身がお子さまなので、限界を探ろうと鳩とイチャコラして30分以上遊んでいました。たのしい。
タキシム広場でひとしきり遊んだ後は、イスティクラール通りを下りて行って引き返すことにします。途中でいい感じの2人組ストリートミュージシャン発見。
歌も上手で、二人の雰囲気にも物乞いのような辛気臭さがなくてとても良かったです。財布にあった1リラ未満の小銭をまとめて突っ込んだら、一瞬期待させてガッカリさせたからか、ちょっとムッとされたのを覚えています。ごめんよ。
さて前回はなんとなく行列に並ぶのが嫌で避けてしまったガラタ塔です。
今日ももちろん行列にはなっていましたが、明日が帰国日でラストチャンスということもあり、諦めて並ぶことにします。だいたい15~20分ほどで中へ。入場券を買ってエレベータに乗り込み、外へ出ると...
この日は天気が良かったこともあり、素直に絶景でした。イスタンブールの美しい街並と、金角湾に掛かるガラタ橋という構図が最高。このままポストカードにして売れちゃう出来ですよね。
リアルで見ると高度感みたいなものも加わって、本当に気持ちいいんですよ。景色はやはりここが1位だと思います。次点でアンカラ城、エミノニュ桟橋かな。
ガラタ塔の後は旧市街に戻ってふらふらして、ハマム(トルコの風呂)に行こうとして結局行かなかったり、幾重にも通ったはずの道を往復したりと、割と無駄な時間過ごしてました。時間の使い方がヘタクソ。
さてさてこの日の夕食はこれまたロカンタ。
茄子のトマト挟みみたいな料理です。最後の夕食としてはぶっちゃけハズレ。妙な酸っぱさがあり、正直合ってなかったです。というかお金下ろせたんだし最後ぐらい豪勢に行けば良かったのに。ちょっと失敗だったなと思います。
さていよいよ次が最終日です。
皆さん長らくお疲れ様でした。最後にもうちょっとだけお付き合いください。